株式会社PLATICA の保育士、保育アドバイザーの原田です。乳幼児に関わる方への講演会プログラムを監修したり、教材作ったりしています。
月に一度、あいこさんは京都の少年鑑別所で性教育を担当しています。
行くまでに知らされているのは、その日に会う方の「年齢」と「性別」だけ。
あらかじめ「今日はこれを教える」と内容を決めていくのではなく、
その場で目の前の方と話しながら、
今、この人とどんな話をすることが大切なのかを考えていく時間です。
今日も、たくさん話をしたそうです。
帰ってきたあいこさんから話を聞きながら、いろいろ考えます。
今は「加害」という事実があって、そこにいる人もいる。
でも、その人が加害に至るもっと前に、
人との距離や境界線、同意、自分や相手を大切にすることを
知ったり、考えたり、誰かと話したりする機会があったなら。
何か違っていたことも、あったのかもしれない。
だからこそ性教育は、
何かが起きてから必要になるものではなく、
もっとずっと前から、すべての子どもたちに届いていてほしい。
目の前の人と話すことと、
その人がそこに来るまでのことを考えること。
あいこの話を聞くたびに、
性教育を届ける意味を、私も改めて考えさせられます。

