株式会社PLATICA 保育士・保育アドバイザーの原田です。
当社では乳幼児期の発達と人権の視点から講演プログラムの監修・教材開発を行っており、私は乳幼児向けプログラムの監修および、離乳食や体の発達に関する講座を担当したり、身体づくりの為のリズム遊び研修をしています。
また、「性教育スクール」の運営に携わり、スクール生さんお一人お一人のサポートをしています。
今日は朝から夜まで、対象もテーマも違う3つの場所でお話しさせていただきました。
まず午前中は、【京都教育大学附属桃山中学校】へ。
テーマは、
生命の安全教育
「人との心地よい距離
〜友達・家族・SNSの境界線と同意〜」

中学生のみなさんと、人との距離や境界線、同意について考える時間でした。
友達との距離、家族との距離、そしてSNSでの距離。
相手との関係性によって心地よい距離は違うし、「仲がいいから大丈夫」「これくらい普通」と、誰かが勝手に決められるものでもありません。
自分はどう感じるのか。
相手はどう感じているのか。
そんなことを考えながら、自分も相手も大切にすることについてお話ししました。
そしてお昼からは、【社会福祉法人 京都社会福祉協会】の施設長・主任のみなさまを対象とした研修へ。
テーマは、
「こども性暴力防止法」を理解する
〜主任として求められること〜

午前中は子どもたち自身に「自分や相手の境界線を大切にすること」を伝え、午後からは立場が変わって、子どもたちを守る側の大人のみなさんと考える時間です。
法律や制度を知ることはもちろん大切。
でも、それを知って終わりではなく、日々の現場の中でどう生かしていくのか。
何かが起こってからではなく、起こらないためにどんな環境をつくるのか。
そして、誰か一人の先生の意識や頑張りだけに任せず、組織としてどう子どもの安全を守っていくのか。
施設長・主任という立場だからこそできること、求められることを一緒に考えました。
そして夜は、連続的に講演会を開催されている【ちゃに】で、
「保育者のためのSRHR
わたしの健康が、子どもの安心につながる」

というテーマでお話ししました。
ここではまた頭のチャンネルを切り替えて、今度は「保育者自身」に目を向けます。
子どもの気持ちを大切にしよう。
子どもの身体を大切にしよう。
子どもの権利を守ろう。
私たちは日々そんなことを考えています。
でも、そのために働く私たち自身の身体や心、健康や権利はどうでしょう。
子どもを大切にすることと、自分を大切にすることは別々ではない。
わたしの健康が、子どもの安心につながる。
そんな視点から、保育者のみなさんとSRHRについて考える時間となりました。
一日で3本。
中学生、施設長・主任、そして保育者。
対象も違えば、伝える言葉も、資料も、話し方も変わります。
そのたびに頭の中を切り替えながらお話しする一日でしたが、こうして振り返ってみると、今日の3つのテーマは全部つながっていました。
自分の境界線を知り、相手の境界線を大切にすること。
子どもが安心して過ごせる環境を、大人が組織としてつくること。
そして、その環境をつくる大人自身も、自分の身体や心、権利を大切にすること。
伝える相手によって入口は違うけれど、目指しているところは同じなんだなあと、私自身も改めて感じた一日でした。
朝から夜まで、なかなか濃い一日。
でも、こうやって対象や立場を行ったり来たりしながらお話しできるからこそ見えてくるものもあって、やっぱりこの仕事、おもしろいなあと思います。
