株式会社PLATICA 保育士・保育アドバイザーの原田です。
当社では乳幼児期の発達と人権の視点から講演プログラムの監修・教材開発を行っており、私は乳幼児向けプログラムの監修および、離乳食や体の発達に関する講座を担当、身体づくりの為のリズム遊び指導もしています。
私が原田がコロナ前に継続的にいかせていただいていた保育園の園長先生からのご紹介で(ありがたいことです)
乙訓地区私立幼稚園教員研修会のリズム遊びの研修をしてきました。
京都の乙訓地区の7つの幼稚園さんの先生方が集まっての研修です。



「リズム遊び」というのはやっていたこともあったけど、「リードする人がいなくなるとやらなくなる」といったことをよく聞くのですが、子どもたちの赤ちゃんからの身体の成長発達の道すじを追っていきながら、身体と心のつながりを知っていく体験型の研修です。
5月20日(水)、乙訓地区私立幼稚園教員研修会にて「子どもの発達を踏まえたリズム遊び」の研修を行いました。50名近くの先生方にご参加いただき、会場いっぱいに体を動かす時間となりました。
最近、こんな子いませんか?
転んでも手が出ない。姿勢がぐにゃっとしてすぐ崩れる。土踏まずができていない。手先が不器用でうまく道具を使えない──。こうした姿は決して「その子の個性」だけではなく、体の発達の積み残しのサインであることが多いと言われています。食べ物の柔らかさ、運動不足、おんぶより抱っこが中心の生活……現代の子育て環境の変化が、子どもたちの体にじわじわと影響を与えています。
リズム遊びってなに?
「さくらさくらんぼリズム遊び」は、約50年前に埼玉の保育園で生まれたプログラムです。うさぎ・金魚・かめ・どんぐり・わに・おうまといった動物の動きをまねしながら体を動かします。ただのまねっこ遊びではなく、魚→両生類→四つ足の動物→人間という生き物の進化の順番にそって動きが組まれていて、子どもが発達の過程で「飛び越えてきた動き」を取り戻すことができる、体づくりのプログラムです。

姿勢を保つ力(体幹)、転んだ時に手が出る反射、右と左をつなぐ協調性、足の親指で地面を蹴る力──こうした力が、繰り返しの動きの中でじっくり育まれていきます。

今回の研修では、最初に説明や理論はいっさいなし。先生たち全員にまず体を動かしてもらいました。うさぎでぴょんぴょん跳び、金魚で背骨をゆらし、かめで首を持ち上げ、どんぐりでごろんと転がり、わにで這って進み、おうまで四つ這いになる──。
一つ一つの動きについて、動きながら「今やっていた動きは子どもたちの○○にとっての大切な力を育ててます」といった理論の部分をお話しすると、動きの意味を知ることで、子どもたちの困った行動に対しての関わり方のヒントとなると思います。体で感じた感覚が言葉になっていく瞬間が会場のあちこちにありました。
「あの動きがこれだったのか!」という気づきは、頭だけで聞いた説明とはまったく違う深さで残ります。
研修の中で印象的だったのは、先生方が本当に楽しそうに体を動かしてくださったことです。「こんなに這うの久しぶり」「わにって難しい!」と笑いながら動く姿を見て、これがそのまま保育になる、と感じました。
リズム遊びで大切なのは「正しくやらせること」ではありません。まず先生自身が楽しむこと。無理強いせず、子どもが「やりたい!」と思える雰囲気をつくること。そして週1回ではなく、毎日少しずつ続けること。積み重ねが、子どもの体を少しずつ変えていきます。
今回の研修が、明日からの保育のちいさなきっかけになれば嬉しいです
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